振り込め詐欺の新しい手口が増えています(..)
2020年4月17日
●振り込め詐欺(いわゆるオレオレ詐欺・還付金等詐欺・融資保証金詐欺) 電話やはがきなどで連絡をしてきて「事故を起こしてしまってお金が必要になった」「融資するから保証金を振り込んで」など理由をつけ、指定した口座にお金を振り込ませる犯罪です。詐欺グループは次々と新しい手口で狙ってくるため、なかなか被害がなくなりません。
ケース1 いわゆるオレオレ詐欺
「おばあちゃん、オレだけど・・・」と孫らしい人物が電話をかけてきた。「車で人をはねちゃって、お金が必要なんだ」と泣きながら話す。次に「警察の者ですが・・・」と名乗る別の男に代わり「相手は500万円払えば示談にすると言っています。今すぐお金を振り込んでください」と言われ・・・。
| | | 被害を防ぐポイント――――― ●「今すぐ振り込んで」と言われてもあせらない。一度電話を切って冷静になり、本人に確認の電話をしたり、家族に相談したりする。 ●警察や弁護士、公的機関の職員が、電話で「お金を振り込んで」と依頼することはない。もしそうしたら肩書を名乗ったら、どこの所属なのかを確認し、代表番号を調べて電話をかけ、実在の人物かどうか確認する。
ケース2 還付金詐欺
「〇〇市の国民健康保険担当の者ですが・・・」と名乗る電話がかかってきて「医療費の控除がある」と言う。指定されたATM(現金自動預払機)に行き、携帯電話で指示されるままに捜査していると、いつの間にか自分の口座からお金が引き出され・・・。
| | | 被害を防ぐポイント――――― ●行政機関が還付手続きでATMを操作させることは絶対にない。「ATMに行け」と言われたらあやしいと疑う。 ●警察や年金事務所などが電話で個人の銀行口座番号を尋ねたり、キャッシュカードの暗証番号を聞いたりすることはない。そうした個人情報は安易に他人に教えない。
ケース3 融資保証金詐欺
経営する会社の資金繰りに悩んでいたある日、「すぐに融資します」と一通のFAXが届いた。電話すると「あなたはブラックリストに登録されており融資できないが、保証協会に保証金を納めれば融資を受けることが可能です」と言われ、指定された口座に保証金50万円を振り込んだが、その後、業者と連絡が取れなくなった・・・。
| | | 被害を防ぐポイント――――― ●正規の貸金業者が融資前に現金の振り込みを求めることはない。 先に振り込みを求められたら詐欺だと疑う。 ●通常、電話一本だけで融資を実行するような業者はない。 「無審査で即融資」「どんな人でもOK」などをうたう業者は利用しない。
☆新しい手口が増えています!
●不正に入手した個人情報を基に、「〇〇だけど」と実在の名前を告げてくる ●まず電話で「オレだけど、携帯電話の番号が変わったから、登録し直して」と連絡があり、数日後に詐欺の電話をかけてくる。登録番号を変えてしまうと、犯人からの電話が実在の人の名前で表示されるため、だまされやすくなってしまう。 ●「友人がお金を取りに行くから」とか「バイク便が取りに行くから」と言って家でお金を用意させるケースもある。
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万が一、お金を振り込んでしまったら・・・
まず、警察と金融機関に連絡し、振り込んだ口座の利用停止を求めてください! 振り込め詐欺救済法に基づき、振り込んだ口座の残高や被害額に応じて、被害回復分配金(被害額の全部または一部)の支払いを受けることができる場合があります。 支払いを受けるためには被害の申請が必要ですので、すぐに振込先の金融機関へ連絡してください。 |
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