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摂食・嚥下の研修を行いました!

2018年2月22日
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 慶成会では、新しく入職された方、興味のある方を対象に、摂食・嚥下の研修を今月3回開催致しました。

 介護食が進化する中、とろみ剤の機能性も年を重ねるごとに改良されてきています。

 今回、とろみ剤メーカーの方を講師に招き、摂食・嚥下について、お話して頂きました。




 実際にはなかなか見られないVFの映像を見ながら、液体と固形物の飲み込みの違い等を確認しました。

 参加者にはお菓子を食べてもらい、実際に自分の嚥下の感触をつかみました。
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 また、グループに分かれて、実際にお茶とオレンジジュースにそれぞれとろみをつけてみました。
  


①一斉にかき混ぜスタート!    ②1分間かき混ぜます      ③とろみがどうなったかな…
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,
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④お茶の比較
 同じとろみ剤の量で少ないお茶と多いお茶では、少ないお茶の方が強くとろみがつきます。
 実際に飲んでみて、討論しました。
 強いとろみのお茶は、なかなか紙コップから流れてきません。紙コップの壁面は、高齢者の喉を例える事もできます。喉の壁面にまとわりついたり、咽頭に残りやすくなりそうです。
 とろみを濃く付けすぎたものは、反って誤嚥のリスクを高めてしまいます。誤嚥の予防の為につけたとろみが誤嚥の原因になってはいけませんね。
 入居者や利用者の方のために、とろみのつけ方やコツを習得しましょう!

 味の比較も行いました。濃いとろみの方が、舌に留まる時間が長くなる為、お茶の苦みが強く感じられ、まずく感じました。とろみのお茶が苦手な方の気持ちを再確認しました。適度につけたいですね。
 
 グリーンヒルズ東山では、薄いとろみが難しい方は、お茶ゼリーを用意しています。お茶ゼリーは、少し甘みを付け、おいしく感じるよう工夫をしています。

⑤オレンジジュース
 先程1分間かき混ぜたものを、その6分後にとろみの状態を確認し、再度かき混ぜてみました。
 とろみ剤の量はそのままで、とろみが強くなりました(安定しました)。
 とろみが付きにくいものは、このようにすると良いとろみが付きます。
 (とろみ剤の量を増やすのは間違っていますね)

 ~とろみが付きにくい食品~
   オレンジジュース(pHが低いもの)
   味噌汁(塩分濃度が高いもの)
   牛乳(脂肪やたんぱく質の多いもの)
   濃厚流動食(粘度が高く、栄養成分を多く含むもの)

  上記のものについては、時間を置いて再度かき混ぜると、とろみ剤の入れすぎによって時間が経つと固い状態になるのを避けられ、良い状態で提供できます。すぐ提供したい場合は、難しいので、時間を前倒しして用意しておくのが望ましいです。




 今回の研修を、日々の食事や水分の提供にいかしていきたいと思います。

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